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紋章

スカーラ通りの入口に掲げられ、現在もすべての製品に用いられている紋章は、サンタ・マリア・ノヴェッラのドミニコ会修道院の紋章です。サンタ・マリア・ノヴェッラが商業活動を始めた初期からラベルやパッケージに使用されており、王冠を戴いた盾の形をしています。

ドミニコ会の正式な紋章は、本来、黒と白で八分割された盾に、先端が花弁状に広がるフローリー十字を配したデザインであり、サンタ・マリア・ノヴェッラの紋章とは異なるものです。ドミニコ会の紋章は厳密に規定されていたわけではなく、修道院や時代、印刷物ごとにさまざまな形が存在しました。サンタ・マリア・ノヴェッラの紋章は、なかでも輝く太陽を特徴とするフィレンツェ独自のものです。

盾は二つに分けられ、ドミニコ会修道士の修道服を象徴する黒と白で構成されています。黒はマント、白はその下に着るチュニックを表しています。修道会においてこの二色は、昼と夜、光と闇、知識と無知といった象徴的な意味を持っていました。

上部の黒い区画には星が描かれています。ドミニコ会の図像において、この星は修道会の創設者である聖ドミニコの誕生を象徴し、人々の知性を照らす光を意味します。そのため、あらゆる紋章のバリエーションに共通して見られるモチーフとなっています。

下部の白い区画には、フィレンツェの伝統的な紋章として太陽が描かれています。この太陽には二つの意味があり、一つはドミニコ会神学におけるキリストの象徴、もう一つはフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ地区を表す紋章です。フィレンツェ以外で用いられた紋章では、太陽の代わりに「神の犬」を意味するドミニコ会の伝統的な象徴、ドミニ・カネスが描かれることもありました。

この紋章は、現在販売されているすべての製品にも受け継がれています。